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『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~』概要
『ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士2〜』は、2003年6月26日にガストより発売されたPlayStation 2用ソフト。映像DVDなどが付属した初回限定版も発売された。
錬金術でアイテムを調合するのが特徴のRPG「アトリエシリーズ」の5作目(外伝的作品を除く)であり、A5の通し番号を振られている。
A4にあたる『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』と合わせ、特に「グラムナートシリーズ」と呼ばれる。なお時代設定は『ユーディーのアトリエ』から約25年後で、舞台は前作のフィンデン王国の隣のカナーラント王国だが、ストーリー上の繋がりは薄い。
前作同様ザールブルグシリーズのキャラが一部ゲスト出演している。ザールブルグシリーズに換算すると『エリーのアトリエ』の7年後の話。
本作品の特徴は、主人公ヴィオラート(ヴィオ)が経営する「錬金術の店」である。カナーラント王国の片田舎「カロッテ村」を活性化させることが目的であるが、ヴィオの店が人気になるほど村への訪問客が増え、村が大きくなっていく。また、店の品揃えが村の発展の方向性に大きな影響を与える。
従来のシステムにあった冒険者レベル・錬金レベルに加えて店レベルという成長項目が加わった。顧客満足度を経験値として上昇し、レベルが上がることで販売スペースが広がっていく。ただし、レベルが高くなればなるほど売り物のアイテムへの評価が厳しくなる。
※Wikipediaより抜粋
『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~』プレイレビュー
本作は、アトリエシリーズ5作目、グラムナートを舞台とした作品としては2作目となるPS2用RPGである。世界観は前作にあたるユーディー、また3作目までのザールブルグシリーズと共通している。ストーリー上の繋がりはほぼないが、他作品からゲストキャラが出演する。本作のストーリーは主人公ヴィオラーとが故郷であるカロッテ村を活性化させるため、錬金術で作り出したアイテムを販売する店を運営していくものとなっている。
錬金術でアイテムを作り出し、それを評価してもらうといった前作までのメイン要素はそのままに、本作では店を運営するという新たなシステムが加えられている。
良かった点
まず双羽純による温かみのあるキャラクターデザインがアトリエシリーズとマッチしており、ゲーム全体が優しい雰囲気に包まれているのが良い。ゲーム自体には3年という期限(一定条件で延長あり)が設けられているため、日数管理などの面においてシビアな部分もあるのだが、ほのぼのとしたキャラクターやストーリーは魅力的だ。
アトリエシリーズの醍醐味である錬金術によるアイテム作成はとても楽しく、新しいアイテムを作り出せたり、さらに品質の良いものが作り出せた時はとても嬉しくなった。
また本作の肝でもあるお店の運営も面白く、たくさん稼ぐことに夢中になってしまうことも多々あった。アイテム作成と店運営のバランスがよく、またそれによって村が発展していくのが目に見えて分かることも達成感があって良かった。
悪かった点
キャラクターについては私はとても気に入っているが、少々古めに感じてしまうデザインでもあった。これは人を選ぶところだろう。またアイテムの品質管理が少々シビアで、保管施設が作れるようになると楽になるのだが、それまでは高品質アイテムを劣化させないようにするのが大変だった。
一部地域やダンジョンに行くためには高品質(または一定の特性がある)アイテムが必要、さらにその素材自体の入手タイミングに制限があったりと、従来のアトリエシリーズもそうだがスケジュール管理にはかなり頭を使わなければならない。
特に狙っているエンディングが見たい場合のハードルが高くなる原因となっていた。
感想 まとめ
PS2でのアトリエシリーズは本作のみしか遊んでいないが、従来通りの楽しみの他、様々な要素を付け加えることで遊びの幅を広げている。アイテム管理は大変だが、やり応えはあり、気が付けば長時間遊んでいることも多々あった。アトリエシリーズの中でもほのぼの感が強く、柔らかみのあるRPGが遊びたい人や、アイテムクリエイションが好きな人におすすめの一本だ。
管理人の雑感

前作の不満点を解消してるのは良いけど、今のアトリエシリーズと比べると若干敷居が高い作品になってるね。◝(⁰▿⁰)◜
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