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『アオイシロforWindows』概要
ずいぶんと前に亡くなった祖母は旅が好きだった。
見知らぬ景色。
見知らぬ人々。
見知らぬものとの出会いが大好きで——
高い天井で育てば背が伸びると言うように、
世界を広く持つことが、人を大きくするのだと——
そして高校二年の夏休み、私も遠くへ旅に出る。
部活の合宿なのだけれど、これも旅には違いない。
電車と車を乗り継いで、私たちは南の海へ。
剣と胴着をかばんに詰めて、鬼ヶ島を望む岬の山門へ。
そこで私が出会うのは——
月の満ち欠け、潮の満ち引き、
水面みなも を乱す 宿命さだめ の 周期めぐり ——
瑠璃の 宮処みやこ にまどろむ龍の、いざなう嵐に私はあらがう。
※公式HPより抜粋
『アオイシロforWindows』プレイレビュー
剣道部部長の主人公、小山内梢子は剣道部の合宿のため卯奈咲(うなさか)へとやってきた。卯奈咲の夜にマネージャーの相沢保美と共に浜辺で1人の少女が倒れているのを助けたことを境に梢子の運命が動き出す。
良かった点
以前PS2で発売されたことがあるアオイシロだが、このforWindows版では、前日譚や追加スチル、PS2ではできなかった表現への修正が加わっている。一言で言えば、和風伝奇モノの百合ゲーであるので、そうしたテイストが好きな方にもおすすめだ。
また、伝奇モノとしてもちゃんとしたシナリオになっており、音楽面も秀逸。
ルートによっては曲の演出で鳥肌が立つシーンも有るほど。
世界観もよく練られており、TIPSも存在している程度にはしっかり作られている。
そして、前作アカイイトとも繋がっている描写もあり、前作のキャラを操作キャラとしたミニゲーム「鬼切りの鬼」が条件を満たすとプレイ可能になるのも面白い。
「鬼切りの鬼」ではとあることをすると高難易度のものもプレイできるようになるのでやり込み要素もばっちりだ。
悪かった点
サントラはプレミア価格がついており、入手が困難となっているので注意が必要。また、ストーリー自体にも分岐点が多く、エンディングの回収が何度もロードの繰り返しになるため、「面白い!」と、のめり込んでない限りしんどいだろう。
感想 まとめ
分岐は多いが読み物としてちゃんとしているのがこの作品の大きな魅力だ。百合が苦手でない方はぜひ一度プレイしてみてほしい。
管理人の雑感

また前作のファンの方も楽しめるように新しいストーリーも追加されているので、あの頃の気持ちを思い出しながら新鮮味もあるプレイを楽しむこともできます☆
禁断の美しい百合の世界をのぞかれてみてはいかがでしょうか(^_-)-☆