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『ブレス オブ ファイア2 使命の子』概要
『ブレス オブ ファイア』シリーズ第2弾。
自分の運命を知った少年リュウが、個性的な仲間たちと紡ぐ物語。
このソフトは、1994年に発売されたスーパーファミコン用のロールプレイングゲームです。
ある事件をきっかけに天涯孤独の身になった少年リュウは、同じ境遇の孤児ボッシュとともに村を抜け出し、事件の謎を解くために旅立ちます。
冒険の途中では、翼を持つ王女ニーナや、巨大な体と固い殻を持つランド、虎人(フーレン)の娘リンプーなど、個性的な仲間と出会うことになります。
町を自分好みに発展させていく「共同体」や、人々や仲間の感情を知ることができる「ドラゴンズ・ティア」などのシステムが冒険を彩ります。
※公式HPより抜粋
『ブレス オブ ファイア2 使命の子』プレイレビュー
本作はブレスオブファイアシリーズ2作目として、前作同様SFCから発売されたRPGである。グラフィック面は前作よりかなりパワーアップしており、特に戦闘中のキャラクターの動きの細かさがとても美しくなっている。ドット絵とは思えない秀逸さだ。
前作より500年後を舞台としているため世界観は似ているが、直接的なストーリーの繋がりは少ない。
本作は主人公の幼少期からスタートし、とある事件がキッカケで主人公は孤児となってしまう。
その際に出会った仲間・ボッシュと生活を続けつつ青年期を迎え、様々な事件と遭遇する中で世界が大きな異変に巻き込まれていること、そして自分がその解決の鍵を握っていることを知るというストーリーだ。
2Dフィールド・ダンジョンとクォータービュー+コマンド選択式の戦闘は前作と同様である。
良かった点
一作目と同じくキャラクターは全て人外であり、どのキャラクターも非常に魅力的なのは本作でも健在である。本作でもリュウ・ニーナといった定番キャラに加え、獣人の女の子リンプーやカエルの王子タペタ、犬人のボッシュといった多彩な種族で構成され、隠し要素で前作キャラも仲間に入れることが出来るのも嬉しかった。
2の要素として特に大きいのがシャーマン合体で、一人のキャラにつき二人までシャーマンと合体させることが出来た。
合体することで能力がアップしたり、姿がガラっと変わる究極合体をすることも出来る。
それによって特技が変わったりするため、パーティ編成の自由度はより高いものとなっている。
ストーリーも前作に負けず劣らずドラマチックで、個人的にはニーナとその妹ミイナのエピソードに涙をそそられた。
ニーナはブレスシリーズ全5作に全て登場しているが、本作のニーナは特に「翼が黒い」「大人っぽい」など特徴のあるキャラ付けをされており、私はシリーズ中でこのニーナが最も好きである。
また本作から登場する共同体システムも面白く、どの住民を共同体に住まわせるかは悩む部分でもあるが、楽しみでもあった。
悪かった点
楽しい要素も多い本作だが、欠点もある。まずはエンカウント率が高いことである。ただ高いだけなら良いのだが、ラストダンジョンなどで強い敵に遭遇し、仲間が倒されるとせっかくのシャーマン合体が解けてしまうのだ。
ようやくダンジョンの奥深くまでいったのに、合体のために共同体に戻る必要が出てしまうので、これには救済余地が欲しいところだった。
また序盤から中盤にかけてはおつかいというよりも、たらい回しのようなイベント展開が続き、本筋を忘れてしまう。
プレイ期間が空いてしまうと、何のためにこのイベントをこなしていたのか分からなくなってしまうのだ。
その途中で様々な地を訪れなければならないのに移動魔法の習得時期が遅め、また一定のキャラしか覚えられないのも困りどころだった。
感想 まとめ
欠点もあるが、全体的なストーリーは非常によく出来ており、個性的なキャラクターはどれも愛着が持てる。シリーズとして順当以上の進化を遂げていて非常に満足できる出来であった。
SFC作品中でもここまで動きの良い戦闘ドットはそこまでないので、ドット絵好きの方には是非触れていただきたい作品だ。
管理人の雑感

エンカウント率が高いのは、レトロゲームあるあるのひとつだよね。(´ε` )
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