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『世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て』概要
無限大のキャラメイクで君だけのパーティをつくり、自らの手で描く地図を手に、世界樹の迷宮を踏破せよ。
探索・戦闘・育成というRPGの醍醐味を存分に楽しめる『世界樹の迷宮』シリーズ。ナンバリングとしては久々となる新作が登場します。
今作ではキャラメイクが大幅にパワーアップ。「髪の色」「目の色」「肌の色」「ボイス(※無口設定可能)」が選択が可能になりました。
10種の職業はすべて一新され、新鮮な気分でパーティを組んで頂けます。さらに迷宮で冒険者を待つモンスターもすべて新しくなりました。
『世界樹の迷宮』シリーズならではのマッピングシステムを駆使して、世界樹の頂を目指しましょう!※公式HPより抜粋
『世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て』プレイレビュー
本作は、世界樹の迷宮シリーズのナンバリング5作目として3DSで発売された3Dダンジョン探索型RPGである。世界観はナンバリング毎に変わるが、本作は剣と魔法が存在しているもので、過去シリーズよりもファンタジー色のより強いものとなっている。
ストーリーは薄目で、各地から集まってきた冒険者達が世界樹踏破を目指すことが主な目的だ。
良かった点
世界樹の迷宮Vは過去シリーズと趣が大きく異なり、斬新な要素が多い。まずキャラメイキングにおいて「種族」という概念が出来た。各種族により就ける職業は最初こそ限定されるものの、転職により違う職につける点は良かった。
キャラには自分で好きなボイスが付けられるようになった点も良く、キャラクターへの愛着が一層沸くため魅力的な追加要素となっていた。
また今まではプレイヤー枠を使っていた召喚については別途に召喚用の枠設けられることとなり、新たな戦略を練られるようになったこともよかった。
ダンジョンもIVの分割式が不評だったためか、Vでは従来通りの一つのダンジョンに戻り、一層五階構成となった。世界樹という大きな迷宮を探索しているという冒険心が駆られ、この形に戻ってよかったと感じた。
戦闘面では敵キャラクターが一新されたことに驚かされた。お約束的なモンスターがいるのも良いのだが、このように全面リニューアルを図る姿勢も評価したい。
悪かった点
シリーズ5作目にして大きなテコ入れをした本作であるが、不満点もある。まず敵キャラクターの一新はよいのだが、これまでシリーズ恒例だったボスの廃止は少々寂しかった。またキャラクターボイスについても声優の人数こそ多いがキャライラストに合ったレパートリーが少ない。
ストーリーが薄めシリーズではあるものの、本作は群を抜いてストーリーに興味が余り沸かない。折角4種族が混在している世界観なのに、それを活かしきれていないのが勿体無かった。
感想 まとめ
3DダンジョンRPGが好きで、世界樹の迷宮もシリーズほぼ全てを遊んできたが、本作がシリーズの中でも一番プレイした時間が短かった。戦闘バランスについては悪くなく楽しいものだったが、メインストーリーやクリア後要素が今までよりも魅力が薄く、残念に思う点があったからだ。
良い点は次作以降に活かし、不満が出ているような点は解消した次回作が登場するのを待っている。
管理人の雑感

長く続いたシリーズでは、より良いものを作る為に色々な試みがされるもので、その結果本来の魅力が薄まってしまうのは残念だよね。(´ε`;)
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